将来的に日本は全体的に人口が減りかつ子供の数が急激に減少し、高齢者の数が上昇していってしまう。具体的な数値としては、1億2770万人いた人口が2025には、1億2000万人を下回り2045年にはとうとう1億人を割り込んでしまうデータが人口問題研究所の調査から出ている。子供の人口としては2055年には45万7000人と現在の4割程度になってしまう。対して高齢者は総人口の40%にまで上ってしまう。そして少子化が起こる主な原因として、学卒後も親に基本的生活を依存する独身者が増えるというパラサイト・シングル現象と、若年男性の不安定な収入による結婚率の低下が挙げられる。しかし、主な原因が今挙げたことであり少子化が起こってしまう理由は、計り知れないほど存在するということだ。
私は、この本を読んで2つの意見が浮かんできた。
まず一つ目としては、少子化には高齢化問題も大きく関わってきているということだ。若年男性の不安定な収入が少子化につながる大きな原因ということについて話すと。近年、核家族化により生産者が親を介護施設に預けるため、そのお金も払わなくてはならない状況にあろる。年々負担が増えているということだ。そのため子供に回すお金がなく結婚しようとする人も必然的に減ってしまい子供の人口が急激に減ってしまっている。なので高齢化問題も無視し続けることはできないはずだ。
そしてもう一つの意見は、そもそもなぜ少子化をマイナスに捉えているのかということだ。少子化や高齢化は時代の波とともに繰り返されてきた。私たちは今少子化問題改善のために多数の解決案を出し。少子化を止めようとしている。確かに、和らげることはできるだろう。しかし少子化の大本は止めることができないできないだろう。なぜなら、時代には逆らえないからだ。結局私は何を言いたいのかというと、少子化をプラスに捉え改善することを考えるのではなく利用することを考えれが良いのでないかということだ。
次は自分の実体験から話をしたいと思う。私は、夏に保育園にボランティアに行ってきた。そこで感じたのは、先生と児童の割合がおかしかったということだ。児童をまともに見れないほどだった。このようなことでは、保育園が増えるはずもないと感じた。ここまではマイナスのことを言ったが学んだこと良いところももあった。それは、保育士が少ないなりの工夫をしていたとこだ。細かい時間を決めて保育士を最小限に押さいていた。
私はこれらのことから、数値だけを見て改善案を出すのではなく現場を見てまた日本の経済状況を見て改善案を出すことが少子化を解決する一番の近道だと考えました。
『少子社会日本―もうひとつの格差のゆくえ』岩波新書 山田昌弘著